2021年にはセバスチャン・ベッテルがF1の表舞台から姿を消す可能性が高まってきているようだ。
今季いっぱいでフェラーリを離脱することが決まっているベッテルだが、2021年にベッテルを迎え入れる可能性があるチームはほぼゼロに近い状況となってきている。
レッドブル以外にベッテルの移籍先候補としてうわさに上っていたのはメルセデス、レッドブル、ルノー、そして来季はアストンマーティンと名前を変えることになるレーシングポイントなどだ。
だが、メルセデスは来季もルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのコンビを継続することがほぼ確実だと考えられている。そしてルノーは2021年に向けてフェルナンド・アロンソと契約を結んだことを正式に発表している。
そしてかつてベッテルが2014年まで所属していた古巣レッドブルもベッテルが復帰する可能性はないと一貫して言い続けている。
また、現在レーシングポイントにはチームオーナーの息子であるランス・ストロールとメキシコ人ドライバーのセルジオ・ペレスがいるが、どちらもすでに2021年の契約を結んでおり、ベッテルが割り込む余地はほとんどないと考えられている。
こうした状況の中、ベッテルは次のように語った。
「現時点ではあらゆる選択肢がある。続ける、休みをとる、あるいは引退もね」
「言ってきたように、僕はまだ何の決断も下していないよ」
ベッテルはさらに、2020年シーズンの途中でフェラーリを離脱する可能性もあると言われていることについて尋ねられると次のように答えた。
「最後までフェラーリで全力を尽くしたいと思っている。僕のために全力を尽くしてくれたチームのみんなのためにそうする義務があるんだ」