フェルナンド・アロンソが2021年にルノーでF1復帰することが確実となったようだ。
ラジオ局『Cadena SER(カデナSER)』を含むスペインのメディアが報じたところによれば、母国の英雄である38歳のアロンソがルノーと契約をすでに交わしており、間もなく正式発表されるだろうという。
伝えられるところによれば、ルノーは今季限りでチームを離脱するダニエル・リカルドの後任としてアロンソと2021年から2022年までの2年契約を結んでおり、そこには2023年のオプションも設けられているという。
そして、現地時間8日(水)の13時(日本時間20時)に記者会見が行われ、そこで正式発表が行われることになると伝えられている。
アロンソは2003年から2006年まで、そして2008年から2009年までルノーに在籍していたが、このうち2005年と2006年に2年連続でF1チャンピオンとなっている。
もし2021年にアロンソがルノーで走ることになれば、3年ぶりのF1復帰となるとともに、12年ぶりにルノーに復帰することになる。
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』によれば、このほどルノーの新CEOに就任したルカ・デ・メオがアロンソとの契約にゴーサインを出したものだという。デ・メオはイタリアのミラノ出身でフィアットやドイツのフォルクスワーゲン・グループで活躍してきた人物だ。
さらに、うわさによればルノーは今季中にもリカルドに代えてアロンソを出走させることも考えていると言われている。
アロンソは新型コロナウイルスの影響により8月23日(日)に日程変更された今年のインディアナポリス500マイルレースに参戦することになっているが、その後のスケジュールについては明らかにされていない。
近いうちにF1が2020年の修正カレンダー第2版を発表すると考えられているが、リカルドとルノーの契約問題などがクリアされれば、アロンソが2020年シーズン終盤にルノーF1マシンのステアリングを握る可能性もありそうだ。