世界的エナジー飲料メーカーであるレッドブルがF1テレビ放送にも進出することになった。
●【決勝レース結果】2020年F1第1戦オーストリアGP決勝レースのタイム結果
レッドブルはレッドブル・レーシングとアルファタウリという2つのF1チームを所有しているほか、オーストリアのシュピールベルクにあるレッドブルリンク(旧A1リンク)でF1オーストリアGPのプロモーターをも務めている。
そしてこのほど、やはりレッドブルが所有するオーストリアのテレビ局『Servus TV(セアヴスTV)』が2021年から2023年までオーストリアでのF1放送権を獲得したことが明らかとなった。
オーストリアでは現在『ORF』がF1放送を行っているが、2021年以降は『ORF』と『Servus TV(セアヴスTV)』がシーズン中のF1レースのうち半分ずつを放送すし、地元オーストリアでのレースは2局ともに放映することになるという。
『Servus TV(セアヴスTV)』のディレクターを務めるフェルディナンド・ヴェクシャイダーは次のように語った。
「F1と契約できたことを誇りに思うとともに、オーストリアのモータースポーツに新たなサクセスストーリーを書き加えることができるよう我々にできることは何でもやるつもりだ」
「ORFとの協力関係は財政的な意味を持つものであり、F1ファンはすべてのレースを無料放送で楽しむことが保証される」
さらに、『ORF』の局長を務めるアレクサンダー・ヴラベッツも次のように語っている。
「ORFは財政的に困難な時期を迎えている。それゆえ、今回の共同契約は財政的な要請にも適応しつつ、F1を我々にとって必要不可欠な番組としてとどめることが保証するものだ」