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「F1タイトル獲得がさらに難しくなった」と開幕戦リタイアのフェルスタッペン

2020年07月07日(火)18:27 pm

2020年のF1開幕戦となったオーストリアGPをノーポイントという予期せぬ結果で終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が、今季のタイトル獲得という目標達成が「かなり厳しくなった」と認めた。

●【決勝レース結果】2020年F1第1戦オーストリアGP決勝レースのタイム結果

現在22歳のフェルスタッペンだが、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が持つ史上最年少F1王者記録を破るには今年が最後のチャンスとなる。

昨年まで2連勝を飾っていたレッドブルリンクだけに、2番グリッドから決勝をスタートするフェルスタッペンにとって最低でも表彰台は確実だろうと考えられていた。

しかし、2番手を走行していたレース序盤にフェルスタッペンの駆るレッドブル・ホンダ2020年型マシンが失速。伝えられるところによれば「電気系のトラブル」が発生し、フェルスタッペンはやむなくリタイアせざるをえなかった。

フェルスタッペンはレース翌日の6日(月)に『Servus TV(セアヴスTV)』から今季のタイトル獲得という目標について質問されると次のように答えた。

「先週末を終えた今、それを達成するのはさらに難しくなるだろうね」

「なるようにしかならないよ。だけど、これからさらに難しくなるよ。まだ終わったわけじゃないけれど、今週末はポイントをたくさん稼ぐ必要がある」

通常のシーズンでは、トップドライバーが開幕戦でリタイアしたとしてもそれが致命的になることはないだろう。だが、フェルスタッペンは2020年にはそういう考えは当てはまらないと次のように続けた。

「常に故障は起きるものさ。だけど、レース数が少ないだけに本当に不運だよ」

「僕たちは2番手だったし、それはすごくよかった。そして異なる戦略で臨んでいた。あのレースで起きたことを考えれば、いろんな可能性があったよ。だけど、今となってはどうしようもないけれどね」

レッドブルとエンジンパートナーであるホンダは2020年のレッドブル・ホンダF1マシンはメルセデスと互角以上の戦いができるのではないかと考えていたところもある。

しかし、フェルスタッペンは現時点ではメルセデスの方が速いのは確かだと考えている。

「スピードは悪くはなかったよ。だけど、もっと改善しないとね。メルセデスは1周のスピードに関しては僕たちよりはるかに速いよ」

そう語ったフェルスタッペンは今週末に同じレッドブルリンクで行われる第2戦シュタイアーマルクGPではもっと改善が必要だと次のように付け加えた。

「レースでは僕は硬めのタイヤ(ミディアム)を履いていたけれど、そちらのタイヤの方がよかったよ。だけど、今週末にはもっとタイムを縮めたいと思う」

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