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【ホンダF1】田辺TD「さらに上を目指す。信頼性とパフォーマンス両面をアップデート」F1復帰後初優勝の相性のいいコース

2020年07月03日(金)5:49 am

新型コロナウイルスの影響で7月にずれ込んだ2020年のF1シーズンがいよいよ始まる。開幕戦F1オーストリアGPを前にホンダF1の田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)は次のように抱負を語った。

●【タイムスケジュール】2020年F1第1戦オーストリアGP

■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)

「当初開幕戦となるはずだった3月のオーストラリアGPが走行中止になって以降、長い期間を経て、再びサーキットに戻れることをHondaのメンバー一同が非常にうれしく思っています。」

■信頼性とパフォーマンス両面でアップデート

「この中断期間中には、急きょ改定されたF1レギュレーションにともない、日本のHRD Sakuraと英国ミルトンキーンズでファクトリーシャットダウンを実施しました。その期間を除き、我々はパワーユニットの開発を継続し、今回の2020年初戦に向けた準備を進めてきました。このレースで使用するパワーユニットはオーストラリアで使用する予定だったものから、信頼性とパフォーマンス両面でのアップデートが施された仕様になります。」

■感染防止ルールに従い最低限の人数で運営

「いまだにウィルス感染が収まりきっていない状況下でここから欧州各地を転戦する戦いが始まります。レースを確実に実施するためにはメンバー・関係者の安全が最優先となることはいうまでもなく、そのために各チームともに参加人数を最低限とし、F1が定めた感染防止ルールに従いレース運営を進めていきます。

Hondaにおいても、マシンを走行させるのに必要なエンジニア・メカニックといった要員は通常時と同人数が帯同するものの、マーケティングや広報、一部のマネジメントといった間接スタッフは帯同せず、リモートでオペレーションを行う形になります。

レース帯同メンバーは2つのパートナーチームと共にそれぞれ行動し、同じHonda内であっても担当チームが異なるメンバー同士では接触しないかたちでレース運営を行います。

第1戦、第2戦が同じオーストリアのレッドブル・リンクで行われるため、移動の負担はいくらか軽減されますが、多くの制約をともなう形での3週連続のレース開催は、精神的・肉体的にもタフなものになると考えています。」

■2019年にHondaがF1復帰後初優勝を挙げた地で開幕

「開幕の地となるオーストリアのレッドブル・リンクは、昨年HondaがF1復帰後初優勝を挙げた地で、我々にとって相性のいいサーキットです。

今年はアストンマーティン・レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリ共にシーズン通して昨年よりもさらに上の成績を目指して戦いますので、その目標に向かって勢いをつけるべく、開幕戦で好成績を挙げられるようにチーム一丸となって挑みます」

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