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【ルノーF1】リカルドの後任候補はベッテル?ボッタス?

2020年07月03日(金)5:15 am

どうやらフェルナンド・アロンソが2021年にルノーからF1復帰する可能性は小さくなったようだ。

フランスの『L’Equipe(レキップ)』から、2021年に空席となるダニエル・リカルドのシートにアロンソが座る可能性について質問されたルノーのシリル・アビテブール(マネジングディレクター)は明確に「ノー」と答えている。

だがその一方で、うわさされているバルテリ・ボッタス(メルセデス)やセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に関しては、アビテブールは含みを持たせている。

「チームにはこのプロジェクトを実践していく能力と経験を持ち、何よりも高い士気を持ったドライバーが必要だ」

そう語ったアビテブールは次のように付け加えた。

「我々のために全力をつくしてくれる者を望んでいるよ」

また、フランスのテレビ局『Canal Plus(カナル・プリュ)』はアビテブールに対して具体的な候補者リストを提示して意見を求めており、そのリストにはアロンソ、ベッテル、ボッタスに加え、ルノーの育成ドライバーであるクリスチャン・ランガーやチョー・ガンユーも含まれていた。

アビテブールはこれに対して次のように答えている。

「いいリストだね。いくらか難しいものもあるし、特に我々の若手ドライバーたちはそうだ」

アビテブールが言及したのは、デンマーク人ドライバーのランガーや中国人ドライバーのガンユーは新型コロナウイルスの影響により今季のレース数が少なくなることで、F1昇格に必要なスーパーライセンスポイントを確実に手にできるかどうかが分かるのがかなり先になってしまうことだ。

「彼らがスーパーライセンスを手にするには(2020年のF2シリーズで)トップ4に入る必要があるが、トップ4が確定するのは多分かなりあとになるだろうね」

「(最終戦の)アブダビになる可能性もあるし、まだアブダビでいつレースが行われるのかも分からないんだ」

さらに、アロンソのようなドライバーは12月までは待てないのではないかと尋ねられたアビテブールは、「そのリストにあるのはフェルナンドだけではないよ」と答えている。

確かにそのリストには今年限りでフェラーリを離脱することが確定しているベッテルの名前もある。

だが、必ずしも潤沢な予算があるとは考えられないルノーが4回F1チャンピオンとなったベッテルにふさわしい報酬を払えるのかどうかも大きな要素となってきそうだ。

「財政面の話をするつもりはないが、我々にとっての優先事項はチームの基盤作りに投資することだ」と主張したアビテブールは次のように続けた。

「ベッテルは2021年にはフリーエージェントになるだろうし、もし彼がF1を続けたいと強く望んでいるならば、我々にも興味を抱くかもしれないよ」

また、今季限りでメルセデスのシートを失う可能性もあるとうわさされているボッタスについて質問されたアビテブールは、彼もルノーの候補になり得ると示唆するように次のように答えている。

「彼は(ルイス)ハミルトンをいくらか苦しめた。それは誰にでもできることではないよ。ニコ・ロズベルグはチャンピオンになったが、その代償として彼はF1をやめてしまった」

「ボッタスはタイトルこそとっていないが、まだ力は十分に持っているし、彼もそれを示したいと思っているよ」

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