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マックス・フェルスタッペン「ホンダの進歩にはすごく満足」

2020年07月02日(木)17:43 pm

マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、ホンダは2020年のF1タイトル獲得に向けて懸命に取り組んでいると語った。

いよいよ今年最初のF1レースとなるオーストリアGP(5日決勝)が明日(3日)に開幕を迎える。

無観客レースとして行われるとは言え、本拠地オーストリアのレッドブルリンクで行われるホームレースだけに、レッドブルの目標は優勝しかないはずだ。

そして、その鍵を握るのが新スペックエンジンを持ち込むと伝えられているホンダかもしれない。

フェルスタッペンは、ホンダの進歩には「すごく満足している」と語り、次のように続けた。

「彼らは冬の間に懸命に取り組んできたし、バルセロナでの(プレシーズン)テストもすべてがすごく順調だった」

「トップスピードもよかったし、これまでに行われた仕事にはすごく満足しているよ」

「ホンダはすごくやる気に満ちているし、僕たちと同じようにタイトルを狙いたいと思っているんだ」

日本に開発拠点があるホンダはヨーロッパに活動拠点があるライバルエンジンメーカーよりも新型コロナウイルスによる影響が小さかったと考えられている。

しかし、ホンダのF1テクニカルディレクターを務める田辺豊治は次のように語っている。

「我々も(ファクトリーを)シャットダウンしていました」

「基本的なコンセプトや設計はバルセロナのテストに持ち込んだエンジンと似たものになります」

だが、最近報じられているように、今週末のオーストリアGPに投入されるホンダエンジンは“特定の小さなエリア”の設計が見直された新スペックエンジンだと認めた田辺は次のように続けている。

「新しいエンジンは信頼性が向上していますし、パワーも少し向上させることができています」

そして、レッドブル首脳陣も2020年のタイトル獲得という目標達成に向けてホンダに全面的な信頼を寄せているようだ。

「我々は大きなプレッシャーを抱えているし、自分たち自身でそういう状況を作っているんだ」

そう語ったモータースポーツアドバイザーのヘルムート・マルコは次のように付け加えた。

「ホンダのおかげで我々はかなり差を縮めてきた。その詳細はサーキットで走るまでは分からないがね」

また、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、現在の状況はレッドブルが最後のタイトルを獲得した2013年シーズンと似ていると次のように語っている。

「2013年のときと同じくらいいい準備ができているという感触があるよ」

「我々が(ホンダと)一緒にやるのは今年で2年目だし、ホンダの人たちもかなりよく溶け込んでいるよ。それによってすべてが一層効率的になっているんだ。今週末に自分たちの仕事ぶりを見せるのがすごく待ちきれないよ」

フェルスタッペンも今週末のレースに向けて次のように語っている。

「メルセデスを倒すことが目標であることに変わりはない。だけど、僕たちにはすごくいい見込みがあるし、彼らもこれまでのように簡単にはいかないはずだよ」

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