元F1ドライバーのマーク・ウェバーは、2020年のF1ドライバーズタイトル争いはルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)の一騎打ちになるだろうと考えている。
新型コロナウイルスのパンデミックによりシーズン開幕が遅れていた2020年のF1だが、ついに7月にオーストリアでスタートすることが決まっている。
フェルスタッペンの母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』から、今年のF1タイトル争いはどうなると思うかと尋ねられたオーストラリア出身のウェバーは次のように答えた。
「実際のところ、フェルスタッペンとルイスの間で戦われることになるだろうね」
「ほかには強力なライバルとなり得る者は見当たらないよ。フェラーリも無理だろう。そして、マックス以外にルイスに挑戦できる者は誰もいないね」
2002年から2013年まで12年間F1で戦ったウェバーだが、2009年からキャリア終盤にかけてはセバスチャン・ベッテルのチームメートとしてレッドブルで戦っていた。
そのウェバーは、今年のレッドブル・ホンダはメルセデスに勝てるだけの力を持っているはずだと考えている。
「ああ、私はレッドブルのチームとしての取り組み方や彼らの空力を信じているよ。唯一の疑問は、メルセデスに対してホンダがどう対応できるかだ」
そう語った43歳のウェバーは次のように付け加えている。
「メルセデスエンジンの方がまだ強いんじゃないかと思うし、それによって彼らは大きめのウイングが使えるからドライバーにとってもやりやすくなるだろうね」