レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、たとえ無観客レースであっても2020年のF1レースが開催されるのを楽しみにしているようだ。
フェルスタッペンはレッドブルが本拠を構えるオーストリアの『Servus TV(セアヴスTV)』に対し、現在の状況を次のように語った。
「僕は基本的に家にいるのが好きだから大きな問題は何もないよ。でも僕は何よりもレースをするのが大好きなんだ」
「その代わり、僕は集中的にトレーニングを行っているし、リビングルームに設置してある自分のシミュレーターで多くの時間を過ごしているところさ」
しかし、フェルスタッペンはシミュレーターと本当のレースは比べものにはならないと次のように付け加えている。
「僕は限界までクルマのバランスをとるのが好きなんだ。そして、結局のところ、こういうレースの感覚はシミュレーションとは比較にならないよ」
現在レッドブルが所有するレッドブルリンクにおいて7月初旬に今年最初のレースを行う計画が進められている。これまでに伝えられているところによれば、2週連続で無観客レースとして開催されることになるようだ。
「レッドブルリンクで2つのレースが開催されるのはうれしいね」
そう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えた。
「もちろん、空っぽの観客席の前で走ることになるのは残念だよ。だけど、大事なことは状況さえ許せばすぐに再びレースができるということだよ」
もし2020年のF1がスタートした場合、史上最年少F1チャンピオンになるチャンスはあると思うかと尋ねられた22歳のフェルスタッペンは次のように答えた。
「普通、シーズンが進むにつれて強さを増していくものだから、後半にはより強くなる」
「今回は最初からそういう状態で行けると期待しているんだ。バルセロナで行われた冬のテストではずっとマシンの感触もよかったしね。だから再びドライブできるようになったときにどういう展開となるか様子を見ることにしよう」
フェルスタッペンはそう語ると次のように付け加えている。
「ともあれ、僕は準備が整っているよ」