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F1カナダGP延期決定も「まだ自分たちが開幕戦となるチャンスもある」とプロモーター

2020年04月08日(水)18:02 pm

モントリオールで6月中旬に開催される予定だったF1カナダGPの延期が7日(火)に正式発表された。これで2020年のF1は開幕戦から第9戦まで連続で開催されないことが確定したことになる。

ジル・ビルヌーブ・サーキットで開催されるカナダGPのプロモーターを務めるフランソワ・デュモンティエは地元紙『Le Journal de Montreal(ジュルナル・ド・モントレアル)』に対し、今回の決断にいたった経緯を次のように語った。

「ひとつにはカナダの国境閉鎖もあった。だが、我々はそれにより正しい方向に向かうのではないかと考えていたんだ」

「だが、そうではなかった」

「我々としてはイースター(復活祭/2020年は4月17日)までに決断を下すことにしていた。だが、フランソワ・ルゴー(ケベック州知事)がケベックを5月4日まで活動停止状態に置くと発表したことで、我々のレース運営が危機にさらされることになったのは明らかだった」

「仮設設備の建築はこの最終期限のずっと前に始める予定だったんだ」

そう語ったデュモンティエは次のように付け加えた。

「だが、私は落ち着いているよ。私はこれからフランスGPの責任者たちにバトンを渡すことになる」

実際のところ、第9戦までの延期もしくは中止が確定したことで、現時点で2020年F1開幕戦候補にあがったのは第10戦として6月28日に決勝が予定されているフランスGPだ。

「今季のF1カレンダーは、これだけのレースが延期となった以上、もう忘れてしまうべきだよ。私は、F1が開催を望んでいる15から18レースというのも楽観的すぎる見込みだと思っている」

そう語ったデュモンティエは、現実問題として、今回延期を決めたカナダが2020年の開幕戦となる可能性もまだ残されていると続け、次のように付け加えている。

「気候の関係から、我々のグランプリは10月中旬までに行う必要があるからね。だが、どんなことだって起こりうるよ」

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