ソチ・オートドロームでは予定通りに今年のF1ロシアGP(9月27日決勝)を開催する方向で準備を進めているようだ。
新型コロナウイルスの爆発的拡大に伴い、F1もすでに開幕戦から第8戦までの延期もしくは中止を正式に決定している。
現時点では第9戦として予定されているカナダGP(6月14日決勝)以降のレースについての正式発表は行われていない。
だが、F1公式サイトではすでにオリジナルの2020年カレンダーが削除されており、追って新たなカレンダーを掲載する予定であると書かれている。
つまり、実際のところ2020年のF1カレンダーはいったん「白紙」に戻されていると考えた方がいい状況であることは確かだ。
だが、ロシアの『Tass(タス通信)』は、ロシアGPのプロモーターを務めるイベント会社ロズゴンキ(Rosgonki)は予定通り9月開催を目指して積極的に準備を行っていると報じている。
「我々は状況の進展を注意深く見守っており、政府機関や専門家による勧告や指示に耳を傾けている。さらにF1の代表者たちとも常に連絡を取り合っているよ」
そう語ったロズゴンキのアレクセイ・ティトフCEOは次のように付け加えている。
「現在サーキットは閉鎖されており、保守要員だけが施設にいる状況だ。しかし、今のところ我々はグランプリの準備を続けているよ」
オリジナルの2020年F1カレンダーでは、そのロシアGPの2週間後の10月11日に鈴鹿での日本GP決勝が予定されている。