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新型コロナウイルスが自動車メーカーF1撤退の引き金に?

2020年04月01日(水)16:42 pm

かつてBMWザウバーのチーム代表を務めていたマリオ・タイセンが、新型コロナウイルスによる経済情勢悪化により複数の自動車メーカーがF1から手を引くことも十分に考えられると語った。

新型コロナウイルスのパンデミックにより現在世界中で工場やオフィスを閉鎖する動きが出てきている。

2008年にはリーマン・ショックと呼ばれる世界的金融危機が起こり、この結果としてホンダが2008年限りでF1から撤退したのを始め、トヨタ、BMW、ルノーも2009年限りでF1ワークス活動から手を引いたという経緯があったが、今年の新型コロナウイルスによる経済への影響はそのとき以上に深刻だと考えている者が少なくない。

レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは『BBC』に対し、現在の状況は「2008年の金融危機を思い起こさせるものだ。だが、今回はあのとき以上だ」と語っている。

BMWのF1撤退時にチーム代表を務めていたタイセンだが、今回もリーマン・ショックのときと同じように自動車メーカーがF1から撤退するという選択を行う可能性も否定できないと考えている。

「今は様子を見るしかないよ。私はこの状況はまだ始まったばかりだと思っている。それに、今我々が対応しているのは全く異なる事態だからね」

そう語った現在67歳のタイセンは、今回の新型コロナウイルスがF1にもたらす影響を判断できるようになるまでにはあと6か月は必要だろうと述べるとともに、自動車メーカーのF1撤退もありえると思うかと質問されると次のように答えた。

「もちろん、それも起こり得るよ」

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