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【F1】開幕が大きくずれこむ可能性 早くても6月の第8戦からが現実的との見方も

2020年03月13日(金)16:56 pm

F1関係者の中には、2020年にF1レースが見られるのは早くても第8戦アゼルバイジャンGP(6月7日決勝)からになるのではないかとの見方が広まりつつあるようだ。

今季のF1開幕戦オーストラリアGPは13日(金)に予定されていた金曜フリー走行1回目開始まであとわずか2時間となったところで正式に中止が発表された。

すでに第4戦に位置づけられていた上海での中国GPは延期が決まっているが、来週無観客レースとして開催されると発表されている第2戦バーレーンGP(22日決勝)、そして初開催となる第3戦ベトナムGP(4月5日決勝)もキャンセルとなるのはほぼ確実だと見られている。

実際のところ開幕戦が予定されていたメルボルンではマクラーレンのチームメンバーが新型コロナウイルス検査で陽性と認められ、その後14人のチームメートが2週間にわたる隔離状態に入っている。

つまり、マクラーレンは来週末のバーレーンでレースができる状況ではないのは確かであり、こうした状況のもとでほかのチームも開催を支持しないのは確かだろう。

最近の報道によれば、F1最高責任者であるチェイス・キャリーがベトナムを訪れて現地のプロモーターたちと話し合いを行ったことも明らかとなっており、近いうちにベトナムGPのキャンセルが正式発表される予定だと言われている。

つまり、2020年のF1が開幕戦から第4戦まで予定通りに実施できない状況を迎えているのはほぼ間違いないようだ。

そして、covid-19と名付けられた新型コロナウイルスの影響がヨーロッパ全土に広がっている今、最新の報道によれば第5戦オランダGP(5月3日決勝)、第6戦スペインGP(5月10日決勝)、第7戦モナコGP(5月24日決勝)も開催は困難だろうとの見方が強まってきているようだ。

伝えられるところによれば、F1オーナーのリバティ・メディアとF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、実際にF1レースを実施できるとすれば6月7日に決勝が予定されている第8戦アゼルバイジャンGPからになるだろうという見込みを立てているという。

メルボルンではレース実施を支持したと伝えられているレッドブルだが、チーム代表のクリスチャン・ホーナーは今後に向けて次のように語っている。

「さらにレースの延期に関する話し合いが行われ続けることは避けられないだろう」

「主催者(F1オーナーのリバティ・メディア)がどうするのかを見守る必要がある。彼らはヨーロッパでのレースについて我々よりも多くの情報を得ているからね」

また、レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコは、いくつかのレースは本来夏休みとなる8月に振替実施されるのではないかと発言したとも伝えられている。

ホーナーは次のように付け加えている。

「今は我々全員が安全に家に帰ることができるよう万全を期すしかない。来週我々がバーレーンに行くことなど問題外だよ」

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