2020年に日本のスーパーフォーミュラに参戦することが決まったタチアナ・カルデロンが、アルファロメオとのテストドライバー契約も延長したいと考えていることを明らかにした。
コロンビア出身の女性ドライバーである26歳のカルデロンは、イギリスF3やヨーロッパF3をへて2016年にGP3に参戦。2017年にはザウバーと開発ドライバー契約を結び、翌2018年にはテストドライバー契約を結んでいた。
F2に昇格した2019年もアルファロメオと名前を変えたチームとのテストドライバー契約を延長していたカルデロンだが、初挑戦したF2では1ポイントも獲得できず、ランキング22位でシーズンを終えている。
そのカルデロンは、今年スーパーフォーミュラに参戦することが決まったスリーボンド・ドラゴコルセのドライバーとして日本に戦いの場を移すことになっている。
だが、カルデロンはアルファロメオとのテストドライバー契約も延長し、F1とのパイプをキープしておきたいという気持ちも強いようだ。
「今年は日本のスーパーフォーミュラ選手権に出ます。ですが、同時にF1のアルファロメオとの仕事も続けるつもりです」
イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ったカルデロンは次のように付け加えた。
「私はその協力を誇りに感じています。契約延長は2、3週のうちに決まると思います」
アルファロメオは2020年シーズンに向けて、昨年ウィリアムズに所属していたロバート・クビサをリザーブドライバーとして迎えている。