レッドブル首脳の1人であるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)が、2020年にF1タイトル争いができなければ、マックス・フェルスタッペンを失うことになるだろうと認めた。
ホンダをエンジンパートナーに迎えて2年目のシーズンとなる2020年には、レッドブルはフェルスタッペンとアレクサンダー・アルボンのコンビでシーズンを戦うことになる。
すでにトップレベルのF1ドライバーだと誰もが認めるフェルスタッペンにとって2020年シーズンはF1歴代最年少チャンピオンになる最後のチャンスとなる。
そして、もしシーズン序盤においてその望みがないとフェルスタッペンが判断したならば、2021年はメルセデスあるいはフェラーリへ移籍することになるだろうと考えられている。
レッドブルとジュニアチームであるトロロッソのドライバー育成責任者としての顔を持つマルコもその可能性が十二分にあることを認識している。
「我々は2020年に彼がF1チャンピオンになることができるだけのクルマを与えなくてはならない。それができなければ、彼は去ってしまうだろう」
ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』にそう語ったマルコは、次のように付け加えた。
「現在、舞台裏ではいろんなことが進められているよ。決定的な意味を持つ何週間かになるだろうね」