先週末に行われたF1ブラジルGPで今季3勝目をあげたマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)だが、その喜びのさなかに祖父が亡くなったという悲しい知らせを受けてしまった。
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フェルスタッペンの母国オランダのメディアが報じたところによれば、フェルスタッペンの祖父フランス・フェルスタッペンが18日(月)に癌のため病院で亡くなったという。72歳だった。
伝えられるところによれば、フランスは11月初旬に入院していたようだ。
だが、フランスとその息子でありマックスの父親であるヨス・フェルスタッペンとは必ずしもいい関係にあったとは言えなかった。実際のところ、2016年にはフランスが、息子のヨスが自分に対して暴行を働いたとして訴えを起こしたこともある。
しかし、フランスにとってマックスは自慢の孫だったようだ。今年初旬には孫の活躍を「鳥肌が立つ」思いだとメディアに語ったこともあった。
そしてオランダのモントフォルトという町でアイスクリームパーラーを営むフランスは、しばしば地元のクラブでパーティーを催し、そこに大きなスクリーンを設けてみんなでマックスのレースを楽しんでいたという。
17日(日)にインテルラゴス・サーキットで行われたブラジルGP決勝でF1キャリア初となるポール・トゥ・ウィンを達成したマックスは、その翌日に祖父の訃報を知らされたことになる。
マックスは母国オランダのテレビ局『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に対し、「喜びと悲しみはしばしば一緒にやってくる」と語っている。
伝えられるところによれば、フランス・フェルスタッペンは23日(土)に荼毘に付される予定だという。