レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、F1が導入を計画していたスプリントレース方式予選が廃案となったことを歓迎するコメントを行った。
F1オーナーのリバティ・メディアは、2021年から現行予選フォーマットに替えて土曜日にリバースグリッド方式によるスプリントレースを行い、その結果で日曜日に行われる決勝のスターティンググリッドを決定する新たな予選フォーマット導入を計画。
そして、F1モータースポーツ担当マネジングディレクターのロス・ブラウンは2020年に試験的に3つのグランプリでスプリントレースを実施したいと考えていることを明らかにしていた。
だが、伝えられるところによれば、先週パリで行われた会議においてその問題が諮られたところ、実施に必要となる全員一致での賛同が得られず、来季も予選フォーマットが変更される可能性はなくなったようだ。
フェルスタッペンもそのニュースを聞いて喜んだドライバーのひとりだったようだ。フェルスタッペンは母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「彼らがそれによって何を成し遂げたかったのかが分からないんだ」
「そんなの必要じゃないよ。日曜日にはエキサイティングな90分のレースが行われるんだし、何も間違ってなどいないからね」
「もしレースそのものがワクワクするようなものではないということなら予選レースみたいなことも考えるべきだろうね。だけど、僕たちドライバーは単なるショーのようなものになってスポーツが失われるようなことは望んでいないよ」
そう主張した22歳のフェルスタッペンは、次のように付け加えた。
「首脳陣たちはこのスポーツを傷つけることがないよう注意すべきだね」