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ルノーF1に技術レギュレーション違反の疑い。日本GP失格の可能性も

2019年10月14日(月)20:09 pm

ルノーでは、次戦F1メキシコGP(27日決勝)までの期間を自分たちのF1マシンが合法であることを証明するための準備に充てることになる。

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先週末にF1日本GPが開催された鈴鹿において、レーシングポイントがF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)に対し、ライバルチームのルノーがレギュレーションに違反する技術を使用していると訴えを起こした。

伝えられるところによれば、レーシングポイントは12ページに及ぶ関係書類を用意し、ルノーが「サーキットの1周距離に応じて自動的にブレーキバランスを調整するシステム」を使用していると申し立てたようだ。

つまり、レーシングポイントではルノーのマシンはサーキット走行中に、その場所に応じて自動的にブレーキバランスが調整されるシステムを備えていると見ているわけだ。だが、現在のルールでは走向中のブレーキバランスはドライバー自身が調整しなくてはならないと定められている。

FIAはそのレーシングポイントによる申し立てを受理し、調査のためにダニエル・リカルドとニコ・ヒュルケンベルグが鈴鹿サーキットで使用したECU(電子制御ユニット)とステアリングホイールを押収している。

今後、FIAではそれらを詳細に分析し、ルノーのF1マシンがレギュレーションに違反していないかどうかを確認することになる。そして、もしそれが違法であると認定されたならば、少なくとも日本GPについてはルノーに失格処分が下されることになると考えられている。

ルノーでは、今回の件に関してレーシングポイントが用意した「12ページの関係書類が複雑であるため」、今後FIAと話し合いの場を持つことが必要になるとし、次のように付け加えている。

「ルノーとしてはこの期間(次戦メキシコGPまで)を利用して、これに徹底的に反論するために同じように詳細な論拠を準備するつもりだ」

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