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【FP2レポート】ホンダ勢3台がトップ10入り!アルボンはクラッシュ/F1ハンガリーGP

2019年08月03日(土)0:09 am

2019年F1第12戦ハンガリーGPが8月2日(金)、ハンガロリンク(全長4.381km)で開幕。現地時間15時(日本時間22時)から行われたフリー走行2回目でレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーがトップに立った。

●【FP2結果】2019年F1第12戦ハンガリーGPフリー走行2回目、タイム差、周回数

曇り空の下で90分のセッションが開始されると、雨となる可能性が高いと見られたこともあり、多くのチームがドライバーごとに別のドライタイヤを装着させてタイヤのデータ収集プログラムを展開していく。

メルセデスはルイス・ハミルトンがハードタイヤ、フリー走行1回目をトラブルで走行できなかったバルテリ・ボッタスはミディアムタイヤを装着。フェラーリはセバスチャン・ベッテルがハードタイヤ、シャルル・ルクレールがミディアムタイヤで、レッドブル・ホンダのガスリーは一番柔らかいソフトタイヤで走行を開始する。

ところが、セッション開始から4分に達しようかというところでソフトタイヤを履いたトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンが最終ターンでグリップを失い、そのまま左側のウォールに激しくクラッシュしてしまう。

幸いアルボンにはけがはなかったものの、マシンはかなりのダメージを負ってしまい、ここでセッションが赤旗中断となる。

セッションが再開されるとドライバーたちがまた積極的に周回を開始し、順位ボードに刻まれるタイムやドライバー名が次々に変わり始める。

まずはボッタスがトップタイムを刻むが、そのタイムをハミルトンが更新。そしてセッション開始19分ほどのところでミディアムタイヤを装着したフェルスタッペンがハードタイヤのハミルトンを上回る2番手タイムを刻む。

だが、その直後にソフトタイヤのガスリーがフェルスタッペンのタイムを0.055秒上回ってトップに立った。

このタイミングでサーキットに雨が落ち始めたこともあり、ドライバーたちはこのセッション最初の走行プログラムを終えてピットに戻り始める。

その後、路面が徐々に濡れ始めるという状況のもと、何人かのドライバーたちが交互に水量の少ないときに用いるインターミディエイトタイヤを装着してチェック走行を行うものの、完全なドライコンディションでもウエットコンディションでもない中途半端な路面状況だったこともあり、本格的な走行が行われない時間帯がしばらく続いていく。

だが、セッションの残り時間が30分を切ったあたりから雨脚が強まり、サーキットは本格的なウエットコンディションへと転じていく。するとウエットコンディションでのデータ取りを行おうと一気にインターミディエイトでコースインするドライバーが増えてくる。

その後ドライバーたちが水煙をあげながら周回する光景が展開されるが、もちろんセッション前半にドライタイヤで記録されたタイムを上回ることはできず、結局ガスリーがトップのままで90分のセッションが終了時刻を迎えた。

こうしたコンディションのため、順位がそのままドライバーやチームの力量を反映したものだとは考えられないものの、レッドブル・ホンダ勢が1-2でセッションを終えることになった。

ガスリーがトップでセッションを終えたのは第10戦イギリスGPフリー走行1回目以来2回目のこととなる。トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトも10番手につけ、トップ10にホンダエンジン勢3台が位置した。

序盤にクラッシュを喫したトロロッソ・ホンダのアルボンはノータイムでセッションを終えている。

■フリー走行2回目トップ10ドライバー

トップ/ピエール・ガスリー(レッドブル・ホンダ) 1:17.854
2番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) 1:17.909
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:17.995
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:18.184
5番手/ダニエル・リカルド(ルノー) 1:18.597
6番手/キミ・ライコネン(アルファロメオ・フェラーリ) 1:18.682
7番手/シャルル・ルクレール(フェラーリ) 1:18.852
8番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:18.892
9番手/アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ・フェラーリ) 1:18.909
10番手/ダニール・クビアト(トロロッソ・ホンダ) 1:18.957

F1ハンガリーGPフリー走行3回目は、明日の日本時間19時から始まる。

●【FP2ハイライト動画】雨のフリー走行2回目でレッドブル・ホンダがワンツー!/F1ハンガリーGP
●【レッドブル・ホンダ】フェルスタッペン「ドライでもウエットでもいい動きだし面白い予選になるね」
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