ロバート・クビサがウィリアムズを離脱する可能性もあると示唆した。
今季ウィリアムズのフルタイムドライバーとして9年ぶりにF1復帰を果たした34歳のクビサだが、ここまでに行われた7レース全てで予選・決勝ともにルーキーのチームメート、ジョージ・ラッセルに勝つことができていない。
クビサは、ウィリアムズが自分にはラッセルと同じクルマを与えていないようだと感じており、しばしばそれに対する不満を口にしている。
そして、このほどクビサのパーソナルスポンサーを務めるポーランドのPKNオルレンのダニエル・オバイテクCEOが、クビサが違うチームに移籍する可能性もあると示唆し、『Sportowe Fakty(スポルトヴェ・ファクト)』に次のように語った。
「あらゆることを検討しているし、そういう可能性もあるよ」
さらに、クビサも『Wirtualna Polska(ヴィルトゥアルナ・ポルスカ)』に対し、まだ2020年に向けた計画について話すのは時期尚早だとしながらも、ウィリアムズを去る可能性は否定しなかった。
「来年どうするかは、僕だけが決められることではないよ」
「どういうチャンスが現れるか、そして自分がどうしたいのか、様子を見ることになる。疑問符などないけれど、期待されていたパフォーマンスが発揮出来ないようであれば、何らかの妥協も必要になるかもしれない」
そう語ったクビサは次のように付け加えた。
「今そういう状況にあると言っているわけじゃないよ。だけど、そういう状況になるかもしれないということさ」
完治することのない障がいを右腕に抱えながらも念願のF1復帰を果たしたクビサだが、ここまでのところは常に最後尾に位置する苦しい状況が続いている。
「現時点では、今後のことはあまり考えていないんだ」
「僕がこれまで生きてきた中で、うまくやれたこともあったし、だめだったときもあった。だけど、もう続けることを止めようとは思わない」
「自分が全てのことを決められるわけじゃないし、それ以上のことを言うにはまだシーズンも早すぎるよ」とクビサは結んでいる。