ホンダF1テクニカルディレクターの田辺豊治が、バルセロナ-カタルーニャ・サーキットで行われる2019年F1第5戦スペインGP(12日決勝)に向けて抱負を語った。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「開幕から続いた欧州外での『フライアウェイレース』がいったん終わり、今回から伝統のF1ヨーロッパラウンドが始まります」
「その初戦、スペインGPが行われるカタルニア・サーキットは、約1kmのストレートに高速コーナー、低速コーナーが組み合わされたバラエティーに富んだレイアウトで構成されるため、シャシー開発においてよくベンチマークとしても使われる場所です」
「今年もシーズン前のウインターテストで訪れましたが、例年各チームが大幅なアップデートを持ち込むことも多く、中盤戦に向け戦闘力の構図が変化することも考えられます。我々としてもオフシーズンテストのデータ、ここまで戦ってきたレースのデータを見直し、最善の準備をして臨みたいと思います」