バーレーンで行われているインシーズンテストにマクラーレンから参加しているフェルナンド・アロンソだが、来季再びマクラーレンでF1復帰を果たす可能性はほとんどなさそうだ。
昨年限りでF1を引退した形となっているアロンソだが、今季は昨年まで所属していたマクラーレンとアンバサダー契約を結んでおり、来季以降のF1マシン開発サポートやドライバー育成支援などの業務にもかかわることになっている。
そのアロンソは、2日(火)にバーレーンでマクラーレン2019年型車MCL34をドライブしたが、これはF1公式タイヤサプライヤーであるピレリのタイヤテストを担当したものだ。
アロンソは、マクラーレンの今季型車についてテスト後に次のように語った。
「チームはすべてのエリアで前進を果たしているよ」
「エンジンもよくなっている。だから、このクルマであればマクラーレンが中団グループのリーダーになることも可能だと思うよ」
今回のテスト参加はアロンソが2020年にF1復帰をするためのステップではないかとも考えられている。だが、そのことについて尋ねられたアロンソは次のように答えた。
「実際のところ、それは違うよ」
「F1で夢見ていたことやそれ以上のことをすべて達成したし、何も後悔はしていないんだ」
「僕は自分のキャリアにおける現在のステージをやりとげようと固く決心しているから(F1復帰)ないんじゃないかと思うけれど、もし僕がF1に復帰することがあるとすれば、F1タイトルを狙うチャンスがあるときだけだね」
そう語ったアロンソは、次のように付け加えている。
「そういうチャンスを拒むドライバーは誰もいないと思うよ。だけど、7位や6位、あるいは4位になれるとしても、僕はそれには興味はないね」