レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーが、今年最初のプレシーズンテストの結果だけを見てフェラーリがタイトル獲得最有力候補だと考えるのはあまりにも早計だと主張した。
18日(月)から4日間にわたってバルセロナで行われた今年1回目のF1プレシーズンテストではフェラーリが速さを見せるとともに、安定したロングランペースも見せるなど、現時点ではライバルたちを一歩リードしているのは間違いないようだ。
「冬のF1選手権があれば、毎年フェラーリが勝つだろうね」
スペインの『Marca(マルカ)』にそう語ったホーナーは次のように続けた。
「だが、冬には1ポイントだってとれないんだ」
「彼らがここに強いクルマを持ち込んだのは確かだ。だが、実際にレースをするときの気温とはかけ離れているよ」
「今年はルール変更もあるから、現時点での冬のテストは幾分混乱状態にあるんだ」
「(バルセロナテストは)開幕戦がどういう展開となるかを示すものではないと思っている。私が間違っている可能性もあるがね。しかし、テストはあてにならないものさ」
今年からルノーに換えてホンダPUを搭載するレッドブルだが、ホーナーは実際にシーズンが開幕すればレッドブル・ホンダにも十分にチャンスがあると考えている。
「確かなことは、昨年まで搭載していた(ルノー)エンジンよりさらにパワーを得たということだ。分からないのは、フェラーリやマクラーレン、そしてルノーが冬の間に何を達成したかということだ」
「どういう状況にあるか、それが本当に見えてくるのは3レースか4レースした後だよ」
そう語ったホーナーは次のように付け加えた。
「我々はこのままの調子で行けるよう期待しているよ。なぜなら、現時点ではいい兆候を示しているからね」