ニコ・ヒュルケンベルグが、ルノーにとってはコンストラクターズランキング4位をキープすることが2019年シーズンの最大の目標だと示唆した。
18日(月)から4日間にわたってバルセロナで行われた今年最初の公式F1プレシーズンテストが終わったが、その最終日に4日間を通じてのベストタイムを刻んだのが今年ルノーで3シーズン目を迎えるヒュルケンベルグだった。
だが、ヒュルケンベルグもそれはルノーがトップ3チームと呼ばれるメルセデス、フェラーリ、レッドブルを追い抜いたということを意味するものではないと認めている。
■レッドブルの速さの秘密を知りたい
今季ヒュルケンベルグのチームメートとなるのは昨年までレッドブルに所属していたダニエル・リカルドだ。だが、この2人はいずれも、現時点ではレッドブルの方がまだルノーよりもかなり上にいるのは確かだと考えている。
「僕たちはどこでレッドブルが速いのかは分かっているけれど、その理由を知りたいと思っているところだ」
そう語った31歳のヒュルケンベルグは、現在トップ3チームとの差はどれくらいあるのかと質問されると次のように答えている。
「正直に言って、そのことは気にしていないんだ。まずは、自分たちのプログラムに専念してクルマの最適化を進めなくてはならないからね」
■今年の中団グループ争いはさらに拮抗
ヒュルケンベルグはさらに、今年も中団グループでの争いはかなり厳しいものになるだろうと次のように続けた。
「ものすごく拮抗しているよ。僕たちが楽に4位をキープできるわけじゃない」
しかし、ヒュルケンベルグは現時点におけるルノーの状況には満足できているようだ。
「クルマに関してはいい感触を得られているよ。新しいルールによって失われるはずのダウンフォースもなんとかリカバーすることができているんだ」
そう語ったヒュルケンベルグは次のように付け加えている。
「実際のところ、クルマは去年と同じように感じるよ。まるで誰かがコピー&ペーストのボタンを押したかのようにね」