F1競技委員長として知られるFIA(国際自動車連盟)のチャーリー・ホワイティングが、昨年復活したF1フランスGPの開催サーキットであるポール・リカールの改修状況を査察したようだ。
昨年10年ぶりに復活したフランスGPだが、チームやドライバーたちは特にポール・リカール・サーキットのピットレーン入り口の位置が危険過ぎるとの懸念を表明していた。
そしてフランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』や『Var Matin(ヴァル・マタン)』がこのほど伝えたところによれば、ポール・リカールでは今年のレース開催に向けて指摘された箇所の改修作業を行ったようだ。
そして、先週の金曜日(18日)にはホワイティングがその改修箇所並びに新たに施された舗装の状態を査察したという。
ポール・リカール・サーキットの責任者を務めるステファン・クレアは次のように語っている。
「コーナーはすべて改修されている。変わっていないのはストレートだけだ」
『Auto Hebdo(オト・エブド)』によれば、これまで最終コーナーであるターン15を立ち上がったストレート上に設けられていたピットレーン入り口はターン14付近に移動されているという。
「新しいアスファルトは申し分のない品質となっており、これですべての問題が解決するはずだと確信している」
そう語ったクレアは次のように付け加えている。
「だが、主要な変更はピットレーン入り口だ。とりわけ、あのエリアの観客にとってはいい改修となるだろうね」
今年のF1フランスGPは第8戦として6月23日に決勝が開催される予定となっている。