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【フェラーリ】2018年にチームの勢いをそいでいたいくつかの「事件」とは?

2018年12月18日(火)11:45 am

フェラーリのチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネが、フェラーリが2018年のF1タイトルを取り逃がした背景には「いくつかの事件」が影響していたのだと語った。

F1関係者やファンの中には、メルセデスにひけをとらないF1マシンを造り上げたにもかかわらずフェラーリがタイトルを獲得できなかった最大の理由はセバスチャン・ベッテルが何度もミスを犯したことだと考えている者も多い。

アリバベーネもドライバーのミスも確かに重要な問題ではあったと認めたものの、それだけが理由だったと考えるのはあまりにも単純過ぎると次のように主張した。

「我々にはメカニックの(フランチェスコ)チガリーニが巻き込まれた事故があったし、私がフェラーリに加わることを望んだ会長が亡くなってしまい、大きな空白が残されてしまった。そしてオースティン(第18戦アメリカGP)の直前にはエンジニアのひとりが亡くなってしまったんだ」

大きな話題となったセルジオ・マルキオンネ会長の死去のほかにも、2018年F1第2戦バーレーンGP決勝のピット作業中にキミ・ライコネンのマシンにひかれてメカニックが大けがを負う事故が発生していたことや、アメリカGP開幕直前にエンジニアのダニエレ・カサノーバが急逝するといった不幸に見舞われていたことに言及したアリバベーネは次のように付け加えた。

「我々にはどうしようもないことがいろいろ起きてしまい、レースどころではないこともあったんだ。次のシーズンにはもう少し我々に運が巡ってくることを祈っているよ」

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』にそう語ったアリバベーネは、それゆえ、2019年にタイトル獲得を目指す上ために「革命」的なことをする必要はなく、これまでと同じやり方で進めていくつもりだと次のように付け加えた。

「チームを前進させ続けるために、私は剣ではなくフォイル(けがをしないように剣先が丸くなっているフェンシング用の剣)を使っているよ。(シャルル)ルクレールのような若者を起用すること自体が革命的なことではあるがね」

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