バルテリ・ボッタスがこれまでレースエンジニアを務めていたトニー・ロスを失うことになってしまった。
2016年にF1チャンピオンとなったニコ・ロズベルグのレースエンジニアを務めていたロスは、そのロズベルグの後任としてウィリアムズからメルセデスへ移籍してきたボッタスの担当2017年から2年間にわたって務めてきていた。
だが、メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフがこのほど、「トニーは我々のフォーミュラEプログラムのチーフレースエンジニアを務めることになる」と発表。
「後任については話し合いをしているところだ」とヴォルフは付け加えている。
今季はチームメートのルイス・ハミルトン(メルセデス)に大きな差をつけられてしまったボッタスだが、来季の成績いかんではメルセデス期待の若手ドライバーであるエステバン・オコンに2020年のシートを奪われかねない状況を迎えることになる。
これまで慣れ親しんできたレースエンジニアを失うことは、ボッタスにとってはさらに厳しい局面を迎えることにつながる恐れもありそうだ。