今季のF1第20戦ブラジルGPの開催を今週末に控えたインテルラゴスだが、昨年以上に保安体制の強化が図られることになるようだ。
ここ数年、インテルラゴスではF1関係者を狙った強盗事件などが多発するなど治安問題が大きな課題となっている。昨年は安全に開催できる保証がないとして、予定されていたピレリのタイヤテストがキャンセルされたという経緯もある。
そして、このほど『Sun(サン)』紙が報じたところによれば、こうした状況を受け、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)はパリで会議を行い、地元警察の協力を得てサンパウロ郊外に位置するサーキットへ向かうメイン道路に警察官を多数配置することにしたようだ。
さらに、ブラジルの『Globo(グローボ)』によれば、フォース・インディアを含むいくつかのチームはブラジルGPに向けて保安要員を増員することにしているという。
フォース・インディアのチーム代表を務めるオットマー・サフナウアーはその記事の中で次のようにコメントしている。
「我々は地元当局と共に取り組んできたが、彼らもこれまで以上の人員を配置することになりそうだ。より大きな努力が払われることになる」