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「ベッテルが気の毒だ」と同郷ティモ・グロック ベッテル「つらい時期はまだ終わっていない」

2018年10月22日(月)16:49 pm

かつてトヨタなどで活躍したドイツ出身の元F1ドライバーであるティモ・グロックが、現在厳しい状況に置かれているセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を気の毒に思うと語った。

●【画像:決勝レース結果】2018年F1第18戦アメリカGP決勝のタイム差、周回数、ピット回数

オースティンで行われたF1アメリカGPでの確定はならなかったものの、今季のF1ドライバーズタイトルを獲得するのがルイス・ハミルトン(メルセデス)であることはすでに確実な状況となっている。

今季のタイトル獲得に向けてはもう奇跡を望むしかないベッテルだが、アメリカGP決勝ではまたもや1周目にダニエル・リカルド(レッドブル)と接触してスピンして大きく順位を下げてしまっていた。

ベッテルはこの件に関し、母国ドイツのテレビ局『RTL』に次のように語った。

「これで三度目だよ」

「メルセデスの弱点をついてアドバンテージを得なくてはならないのに、こういうことが起きてはならないね」

ベッテルはさらに、少なくともアメリカGPで友人でもあるチームメートのキミ・ライコネンがついに勝利を飾ったことはうれしく思うと語り、次のように続けた。

「チームにとっては厳しい週末だった。まだつらい時期が終わっていないのは僕だけみたいだね」

現在ドイツのテレビ局でF1解説者を務めているグロックは、そのベッテルに対して批判的な報道が続いていることを気の毒に感じているようだ。

「それが彼を傷つけているのがわかるよ。僕は彼のことを知っているけれど、彼があんなふうになるのはめったにないことだからね」

そう語った36歳のグロックは次のように付け加えた。

「彼にはリセットしてまた最初からスタートすることが必要だ。小さなミスを犯すことはやめなくてはならない。少なくとも、フェラーリがまたメルセデスのレベルに戻ってきたことで彼の勢いも増すはずだよ」

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