NEXT...F1開催スケジュール

ミック・シューマッハのF1昇格を期待するティモ・グロック

2018年09月22日(土)6:14 am

ドイツ出身の元F1ドライバーであるティモ・グロックが、ミック・シューマッハがF1昇格を果たせばドイツ国内でのF1人気にまた火がつくだろうと語った。

2008年と2009年にトヨタF1チームのドライバーを務めたことから日本でもおなじみのグロックだが、現在はドイツのテレビ局でF1解説者を務めている。

そのグロックは、7度F1王座についたミハエル・シューマッハの息子ミックが順調にF1への階段を上っていると『Rheinische Post(ライニシュ・ポスト)』に次のように語った。

「彼とは2回ほど話をしたことがあるが、私は彼にとって今後最善の選択肢はGP3かF2だと思っている。どちらにしても、彼はF1に一層近づくことになるだろう」

「もしF1に再びシューマッハという名前が戻ってくれば、ドイツでの関心が大きく膨らむことになるだろうね。現時点でも平均400万人が(テレビを)見ており、視聴率は悪くない。だが、ミハエル・シューマッハが活躍していたころはもっと多くて1000万人にも及んでいたよ」

「現在の視聴率低下は普通のことだし、(テニスの)ボリス・ベッカーやシュテフィ・グラフが彼らのキャリアを終えたときもそうだった」

今季はヨーロッパF3で2シーズン目を迎えているミック・シューマッハだが、ここ最近のレースでは勝利を重ねており、早期のF1昇格を期待する声が高まっている。

一方、現在も現役ドライバーとしてDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)に出走しているグロックは、億万長者の息子であるランス・ストロール(ウィリアムズ)が移籍してくることで有能な若手ドライバーであるエステバン・オコンがフォース・インディアのシートを失うことになるといった最近のF1ドライバー事情に苦言を呈している。

「これは劇的な成り行きだし、このスポーツが間違った方向へと向かっていることを示すものだよ」

トヨタ時代に3度F1の表彰台に上った経験を持つグロックはそう語ると、次のように付け加えた。

「もちろん、最高のチームには世界でも最高のドライバーたちがいるよ。だが、彼らの下にいる者たちを見れば疑問符がたくさんついてしまう。正直に言って、私はドライビングのレベルはDTMの方が高いと思っているよ」

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック