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【トロロッソ・ホンダ】パスカル・ウェーレインが2019年のドライバー候補に浮上

2018年09月18日(火)18:36 pm

パスカル・ウェーレインが2019年にトロロッソ・ホンダのドライバーを務めることになるかもしれない。

メルセデスの育成ドライバーであった2015年のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)チャンピオンのウェーレインは2016年にマノーでF1デビューを飾ると2017年にはザウバーに移籍。

■メルセデスと決別し新たなチャンスを求めるウェーレイン

だが、ウェーレインはザウバーが2017年に獲得した5ポイントすべてを稼ぎ出していたものの、チームがフェラーリとの関係強化に動いてシャルル・ルクレール起用を決めたことからシートを喪失。2018年は再びメルセデスのリザーブドライバーを務めながらF1復帰の道を探っていた。

だが、このほどメルセデスがウェーレインとの契約解除を発表。メルセデスによる支援は受けられなくなるものの、これによってウェーレインは自由な立場で新たなシートを探すことが可能となった。

23歳のドイツ出身ドライバーであるウェーレインは現在の状況を次のように語っている。

「僕は新たな挑戦とチャンスを探しているところだよ。現在は来シーズンのコックピット獲得に向けてほかのチームと話をしているんだ」

■ウェーレインにトロロッソ移籍のチャンス?

フランスの『L’Equipe(レキップ)』は、ウェーレインにとって有力な加入候補チームはトロロッソだろうと報じている。

少し前、レッドブルのドライバー育成責任者として知られるヘルムート・マルコは、フォース・インディアのシート喪失がほぼ確定的だと考えられているエステバン・オコン起用の可能性を訪ねられたとき、メルセデス所属ドライバーは検討対象外だと答えたことが報じられていた。

しかし、メルセデスとの契約を解除したということになれば、すでに2シーズンのF1経験を持ち、弱小チームのマノーやザウバーでポイントを獲得した実績を持つウェーレインがトロロッソのドライバー候補となることに問題はないはずだ。

■もうひとつのシートはクビアトが濃厚

レッドブルのジュニアチームであるトロロッソは、2019年のドライバーラインアップを来週末にF1第16戦ロシアGPが開催されるソチで発表することになると考えられている。

今季トロロッソのドライバーを務めているピエール・ガスリーは来季はレッドブル昇格が決まっており、もうひとりのブレンドン・ハートレーは結果が残せていないことからシートを失う可能性が高いと考えられている。つまり、現時点ではトロロッソでは2つのシートがまだ確定していない状態だ。

最近の情報によれば、そのうちのひとつのシートに座ることになるのは昨シーズン途中まで所属していたダニール・クビアトになるだろうと考えられている。

■バンドーンがフェラーリの開発担当に?

そのクビアトは、今季はフェラーリのシミュレーター担当ドライバーを務めている。もしクビアトが来季トロロッソに戻ることになれば、フェラーリはマクラーレンから放出されることが決まっているストフェル・バンドーンと来季のシミュレータードライバー契約を結ぶもしれないとのうわさもささやかれ始めている。

バンドーンの母国ベルギーの『La Derniere Heure(デルニエール・ウール)』はこのうわさに関して次のように報じている。

「ストフェルの関係者からこの件に関する確認をとることはできていない」

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