ハースが今後2週間以内に来季のドライバーラインアップを発表することになるようだ。
少し前まではケビン・マグヌッセンは来季続投が当確である一方、シーズン前半に不調が続いていたロマン・グロージャンはシートを失う可能性が高いと見られていた。
■マグヌッセンとグロージャンの残留が濃厚に
だが、第9戦オーストラリアGPで今季初ポイントを獲得したグロージャンは、その後着実な復調ぶりを示してきている。そして最近のうわさによれば、ハースが2019年も今年と同じドライバーラインアップで戦うことがほぼ確実になったと考えられている。
マグヌッセンはシンガポールGPの舞台となったマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットで母国デンマークの『BT』に次のように語った。
「まだ何も発表されていないけれど、もうすぐだよ」
■2週間以内に発表できるとチーム代表
そして、ハースのチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーもシンガポールで次のように語った。
「今後2週間のうちにすべてを発表することになると思う」
「最後に残された詳細に関する話し合いが行われているが、それも長くはかからないだろう」
「2回に分けるのではなく2人のドライバーを同時に発表するよ。誰が2人目のドライバーになるのかといった無用の質問を避けるためにね」
■本当はルクレールが欲しかった?
しかし、シュタイナーは来季フェラーリに移籍することが決まったシャルル・ルクレール(ザウバー)の獲得を目指していたことを示唆し、次のように語っている。
「多くのチームがシャルルを欲しがっていたよ。だが、フェラーリが彼を解放しない限り、私にはどうすることもできなかった」
今季ザウバーからF1デビューを飾ったルクレールはフェラーリと育成ドライバー契約を結んでおり、もしキミ・ライコネンが2019年もフェラーリに残留することになれば、ルクレールがフェラーリPUを搭載するハースに移籍するのではないかとのうわさもあった。