F1シンガポールGP決勝レースで、ブルーフラッグを無視したためロマン・グロージャン(ハース)に5秒加算ペナルティが科せられた。これにより正式結果ではグロージャンは13位から15位へと降格された。
●【正式:決勝レース結果】2018年F1第15戦シンガポールGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
グロージャンの後方にルイス・ハミルトン(メルセデス)らトップ集団が近づいている状況で、グロージャンはカーレースの基本ルールであるブルーフラッグを無視した。ブルーフラッグは「後方から周回遅れにしようとしている速い車が近づいているため、速やかに追い抜きをさせなさい」というものだ。
しかし、同一周回のセルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)とバトルをしていたグロージャンはブルーフラッグを無視していた。レーススチュワードはこの行為に対して5秒加算ペナルティを科し、さらに2ペナルティポイントも科した。
■あと3ペナルティポイントで出場停止
グロージャンは12カ月間で累積9ペナルティポイントとなり、レース出場停止まであと3ペナルティポイントとなってしまった。もし10月29日までにあと3ペナルティポイントを科せられれば、グロージャンは1レース出場停止となる。なお、この日に1ペナルティポイントが減算され、さらに11月12日に2ペナルティポイントが減算される。科せられたペナルティポイントは1年間有効だ。
■過去に出場停止も
グロージャンは、2012年のF1ベルギーGPで大きなクラッシュを引き起こしており、グランプリ出場を禁止された最後のドライバーだ。当時はミサイル、オープニングラップの狂人などと揶揄された。
Traffic rage
Teammate trouble
And much more...Listen in to the best of radio F1 at the #SingaporeGP >> https://t.co/lQ4hEdRjTr pic.twitter.com/98r4LU5BR2
— Formula 1 (@F1) 2018年9月17日