レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、2020年にはホンダPUでF1タイトル争いに加わることができるはずだと語った。
トップ3チームのひとつであるレッドブルだが、現状ではメルセデス、フェラーリ、ルノーの次に位置しているホンダPUを2019年から搭載することになる。
来季からホンダPUで戦うことになる20歳のフェルスタッペンは前戦ベルギーGPに言及しながら母国オランダのテレビ局『Ziggo Sport Totaal(ジッホ・スポルト・トタール)』に次のように語った。
■ホンダは大きな進歩を遂げた
「以前の状況を考えれば、ホンダは大きな歩みを果たしたよ」
「スパ(ベルギーGP)での最初のスティントでは僕はガスリー(トロロッソ・ホンダ)を追い抜くことができなかったし、近づくことすらできなかったんだ。これはホンダがものすごく大きく進歩したことを示すものだと思うよ」
「故障が起こるのもすごくまれだし、さらに重要なことは、すべてを限界まで持って行こうという熱意があることさ」
「ホンダはすごくまじめな会社なんだ。彼らはすでにベンチテストを開始しているし、来年に備えて僕たちにいろんな変更を求めてきているよ。彼らの士気はすごく高いし、何千マイルにもわたるテストを行いたいと思っている」
そう語ったフェルスタッペンだが、今季限りで決別するルノーはともかく、ホンダがフェラーリやメルセデスを追い抜くのは簡単ではないということも分かっている。
■本当の競争力を示せるのは2020年
「誰もがタイトル争いをしたいと思っているけれど、それは難しいね」
「最初はもっと進歩させることが必要だけど、最終的には差を縮めていきたいと思っている。次の年(2020年)には、僕たちはすごい競争力を手にするはずさ」
「だけど、僕は2019年もいい年になるだろうと思っているし、自分たちの力や今後どういうステップが必要かということも分かると思う」
そう語ったフェルスタッペンは次のように結んでいる。
「メルセデスとフェラーリが最強のパワーユニットを持っている。だけどホンダだってすでに考えられているよりもよくなっているよ」