レッドブルのクリスチャン・ホーナー(チーム代表)が、ダニエル・リカルドと間もなく来季以降の新契約を結ぶことになるだろうと示唆した。
■リカルドとの合意点に達したとホーナー
レッドブルとの現在の契約が今季で切れるリカルドだが、フェラーリやメルセデスへ移籍する可能性がささやかれ続けてきており、さらに最近ではマクラーレンからもオファーを受けたようだとのうわさもある。
だが、レッドブルにとってのホームレースとなるF1オーストリアGPを終えたホーナーは、オーストリアのテレビ局『ORF』に次のように語った。
「我々はチームと彼の両者が続けたいと望む地点に到達したよ」
「あとは細かい部分まですべて確認して合意に達するだけで、もう時間の問題だよ」
■メルセデスからはオファーを受けていたはず
ホーナーは、メルセデスがリカルドに遊び半分にちょっかいを出していたのは間違いないと次のように続けた。
「私は彼が興味を持ちそうなオファーを(メルセデスから)受けていたと信じているよ」
「彼はF1タイトル争いがしたくてジリジリしているからね。だから彼はチャンスを探っていたんだ。だが、フェラーリもメルセデスも現在のチームを変えるつもりはないだろうと私は思っているよ」
■ホンダへのスイッチが決め手のひとつに
ホーナーは、最終的にリカルドが残留の意志を固めた理由のひとつは来季からホンダPUを搭載することが決まったことだったと語っている。
「彼に話したことのひとつは、我々が新しいエンジンでどこを目指しているかということだった」
「彼は我々の決断に理解を示したよ」
そう語ったホーナーは次のように締めくくっている。
「シルバーストン(F1イギリスGP/8日決勝)でルイス・ハミルトン(メルセデス)がキャリアを終えるようなことでもない限り、残されているのは正式文書にすることだけだね」