メルセデスとルイス・ハミルトンの契約更新がいよいよ次戦F1フランスGPの舞台となるル・カステレで発表されることになりそうだと報じられている。
■契約締結が延び延びになっているハミルトン
現在のメルセデスとの契約が2018年までとなっているハミルトンだが、当初は2018年シーズン開幕前にも2019年以降に向けた新契約を結ぶことになるだろうと言われていた。
だが、実際にはメルセデスとハミルトンの交渉がかなり長引いてしまっており、その理由はハミルトンが多額の報酬を要求しているようだとか、あるいは3年契約ではなくもっと短い契約期間にすることを要求しているようだともうわさされてきていた。
また、契約交渉が長期化するに伴い、ハミルトンがフェラーリへの移籍を考えているのではないかとか、あるいはF1からの引退を考えているのかもしれないといった推測までささやかれている。
■次戦フランスGPで正式発表との報道
だが、このほどドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、ついに両者が合意に達し、来週末にポール・リカール・サーキットで行われるフランスGPの開幕直前に正式発表されることになるだろうという。
メルセデスF1チームの非常勤会長を務める元F1ドライバーのニキ・ラウダは時間を要しているハミルトンとの契約交渉に関して次のように語った。
「要は妥協点を見つけることなんだ」
「弁護士たちは書類のやりとりをしているところだよ。それには多くの時間を要するんだ。だが、我々は焦ってはいないよ」
「結婚する気さえあれば、結婚式の日取りなど問題ないからね」
メルセデスではハミルトンとの新契約締結さえ片付けば、その後すぐにバルテリ・ボッタスとの契約更新を進めるものと考えられている。