フェラーリの2018年型F1パワーユニット(エンジン)も1,000馬力に到達するかもしれない。
少し前に、メルセデスの2017年型F1パワーユニットの最高出力はすでに950馬力を実現しており、早ければ2018年シーズン中にも1,000馬力の壁を越えるのではないかと報じられていた。
しかし、GPS(人工衛星を用いた測位システム)を使った計測によれば、2017年終盤の時点ではフェラーリのパワーユニットもメルセデスに対してわずか15馬力劣っていただけだという。
そして、フェラーリの内部事情に精通したジャーナリストとして知られているレオ・トゥッリーニは、自身のブログの中でフェラーリも2018年シーズン中に1,000馬力を実現する可能性があると次のように書いている。
「パワーユニットの減量化に大きな努力が払われてきている」
「メルセデスが持つ優位性のひとつはパッケージ全体の重量が軽いことだった。だが、フェラーリもその使命を達成してきている」
「メルセデスはすでにその域に到達しているかもしれないが、(フェラーリも)動力テスト装置での最高値に関してはすでに1,000馬力が記録されている」
そう書いたトゥッリーニは、2018年にはフェラーリがメルセデスAMG同等か、それ以上のパフォーマンスを示す可能性も十分にあると考えているようだ。
「空力面に目を向ければ、風洞でのデータは大きな進歩を遂げたことを示している」
「バルセロナでの最初のテストまでは、それ以上のことは分からないがね」
そう続けたトゥッリーニは次のように結んでいる。
「だが、夢が見られるのはいいことだよ」