F1デンマークGP誕生の可能性がかなり膨らんできているようだ。
■F1ボスがコペンハーゲン市長と会談
デンマークの『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』紙が報じたところによれば、F1最高責任者のチェイス・キャリーが来週にもデンマークの首都コペンハーゲンを訪問する予定となっているという。
これはフランク・イェンセン市長を含む同市のキーパーソンたちとデンマークGP実現に向けた話し合いをするためのようだ。
これまでの報道によれば、コペンハーゲンでは2020年を目標にF1開催計画を進めており、近代F1サーキット設計者として有名なヘルマン・ティルケがコペンハーゲン市街地コースの設計を請け負うことも決まっているという。
だが現地のレースプロモーターであるヘリュ・サンダーは「まだ合意に至る段階ではない」と語り、まだ時間が必要だとの見解を示唆している。
■ニュルブルクリンクがF1開催に復帰?
一方、ドイツのテレビ局『SWR』は、キャリーが2019年以降も毎年ドイツでF1を開催できるようにしたいと望んでいると報じている。
2009年以降ニュルブルクリンクとホッケンハイムによって交互開催されていたドイツGPだが、ニュルブルクリンクが経営破たんに陥ったことから2015年と2017年にはドイツGPが開催されずに終わったという状況となっている。
2018年にはホッケンハイムが7月にドイツGPを開催することになっているが、ホッケンハイムの開催契約は今年までとなっており、2019年以降の開催についてはいまだ不透明な状態だ。
だが、『SWR』は、現在ニュルブルクリンクの責任者を務めるミルコ・マルクフォルトが2017年のF1最終戦アブダビGPに姿を見せていたことに言及し、2019年以降にドイツGPを継続開催する方向での交渉が行われているようだとしている。