2018年からのトロロッソ・ホンダ誕生が発表されたことで、注目は2019年の展開に移っている。
F1シンガポールGP(18日決勝)で、ホンダがマクラーレンとの提携を解消し、2018年からトロロッソにエンジンを供給することが発表された。
親会社であるレッドブルは、ジュニアチームであるトロロッソでホンダのパフォーマンスを評価し、2019年からレッドブルにホンダエンジンを搭載する可能性について検討するのではないかとうわさされている。
■ルノーがレッドブルへのエンジン供給をやめる?
というのも、現在レッドブルにエンジンを供給するルノーが、2019年以降は供給しないといううわさが出ているからだ。
「それは現時点では憶測でしかない」とルノーのシリル・アビテブールは話す。しかし、うわさを完全に否定することはなかった。
■ホンダはトロロッソとの仕事に集中
2019年からのレッドブルとの提携も視野に入れているかと聞かれると、ホンダの山本雅史モータースポーツ部長は次のように答えた。
「まずは来年、2018年にトストさんやトロロッソと精一杯やりきることを大前提に、もしそういう機会があれば、私はいいかなと思います」
「けれども、まずは2018年にトラック上で性能、パフォーマンスを出し切ることに集中したいと思います」
山本は、ホンダがトロロッソの買収を検討したといううわさについては否定している。
「ネットニュースで初めて見て驚いたくらいです。ホンダの中で、トロロッソを買うとか、将来にわたってそういったことを考えているといったことは一切ありません」
■ポルシェがレッドブルを買収する?
また、ポルシェがレッドブルを買収して、2021年からF1に参戦するといううわさもある。
しかし、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、イギリスのテレビ局に次のように語って否定した。
「ポルシェがF1に来ることについて質問を受けたけれど、私ははっきり答えたよ。われわれにはF1エンジンを作っていないメーカー(アストンマーティン)との関係があり、それは今後も続く、とね」
ただし、来年トロロッソとホンダの状況について注視していくことはホーナーも認めている。
「トロロッソでは、ホンダへのプレッシャーがマクラーレンより低くなるだろう。従って、彼らも落ち着いて問題に取り組めるはずだ」