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【インディ500】アロンソのハードスケジュール F1レース後の翌日にはインディへ

2017年05月04日(木)14:45 pm

マクラーレンがインディアナポリスに戻ってきた。

マクラーレンは1970年から79年にかけてインディアナポリス500(インディ500)にエントリーし、1974年と1976年にジョニー・ラザフォード(Johnny Rutherford)がパパイヤオレンジのマクラーレンで勝利した。

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また、マーク・ドナヒュー(Mark Donohue)は、ペンスキーに所属していた1972年にマクラーレンのシャーシで優勝。ペンスキーはこのインディアナポリス500で初勝利を挙げてから16勝を挙げている。

■フェルナンド・アロンソ、ルーキー・オリエンテーション・プログラム完了

ルーキー・オリエンテーション・プログラム(ROP)は、インディ500に初参戦するドライバーが、4つのストレートと4つの9度のバンクのついたコーナーのある、2.5マイルのオーバルコースでのスピードと独特の特性について、段階的なステップを踏まなければならない。

ルーキードライバーのアロンソは、決められた3段階のスピードで40周を走りながら、クルマのコントロール、位置、一貫した走行を実証していった。フェーズ1では210mph以上で10周走行。続くフェーズ2では215mphで15周し、最後のフェーズ3では220mph以上で15周し、完了している。

■F1とインディカーの違い

F1とインディカーは、同じオープンホイールのフォーミュラカーに見えるが、大きな違いがある。F1はダウンフォースを生み出すために数多くの空力(空気力学=エアロダイナミクス)に頼っているが、インディカーはオーバルコースでスピードを上げるために空力を削減してダウンフォースを減らしている。

また、アロンソにとってはステアリングの動きも違うため、微妙な動きに適応する必要がある。ソリッドラップ(堅実な走行)とクイックラップ(速い走行)でも動きに違いが出るという。

■F1とインディカーのスケジュールの違い

F1は金曜日から日曜日まで、フリー走行が3回(90分、90分、60分)、予選(1時間)、決勝レース(2時間以内)で行われる。

インディアナポリスでは、5月15日(月)にプラクティスをし、5月19日(金)の「ファストフライデー」まで毎日走行する。そして、5月20日(土)と21日(日)の2日間は、厳しいハイスピードの予選が行われる。

22日(月)もプラクティスは続き、5月26日(金)は「カーブデー(Carb Day)」という最後の練習走行、そして5月28日(日)は伝統とドラマの「第101回インディアナポリス500」を観戦するために決勝日だけで40万人もの大観衆が押し寄せる。

■アロンソのハードスケジュール

アロンソは、5月12日(金)から14日(日)までF1スペインGPに出場し、その後すぐにアメリカに渡り、15日(月)にはインディ500のプラクティスに挑むハードスケジュールになる。

もう何年もF1で戦っているアロンソにとって、飛行機での移動は慣れているだろう。ハイダウンフォースのF1からローダウンフォースのインディカーへ、1日で感覚を調整する必要はあるが、“ルーキー”とはいえ、アロンソほどのドライバーならすぐに感覚を取り戻すはずだ。

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