レッドブルはチームメート同士のライバル関係を歓迎している。
昨年、レッドブルはシーズン途中にダニール・クビアトを姉妹チームのトロロッソに降格させ、代わりに当時18歳だったマックス・フェルスタッペンを起用した。
■クビアトはリカルドを追い込めなかった
レッドブルのモータースポーツ責任者であるヘルムート・マルコは、『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』誌に次のように語っている。
「ダニール・クビアトは、フェルスタッペンほどリカルドを追い込むことができなかった」
「新たな状況との付き合い方をダニエルも学ばなければならなかったが、彼は追い込まれるほど速くなっていった」
■健全なライバル関係は大歓迎
レッドブルがタイトル争いに絡む状況になった場合は、チームメート同士の関係が悪化することも考えられるが、マルコは不安を抱いていない。
「コース上での健全なライバル関係は、チームにとって考え得る最高の出来事だよ」
「今のところ、ライバル心が原因で仕事や個人的な関係に影響が出るようなことにはなっていないけれどね。2人は心から尊敬し合っている」
■改良型エンジンの投入はスペインGPか
3年連続チャンピオンのメルセデスAMGに対して、一番近い位置で2017年シーズンを迎えられるのはフェラーリだろうと認めるマルコだが、レッドブルも必ず追いつくと話している。
「今もメルセデスAMGが本命だよ」
「なぜなら、エンジンが決定的要素である点は今後も変わらないからだ」
「ルノーも一歩一歩進歩している。まずはバルセロナ(スペインGP/5月14日決勝)で開発の第2ステージに到達する予定だ」