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サインツ「ウィリアムズやフォース・インディアと戦えるエンジンが欲しい」

2017年02月28日(火)16:55 pm

トロロッソのカルロス・サインツが、今年のルノーパワーユニットがライバルチームたちと戦えるほどに強化されていることを期待していると語った。

■信頼性が懸念されるルノーPU

ルノーでは最強メルセデスとの差を縮めるべく、2017年仕様ユニット開発に当たってリスクを承知の上でパフォーマンス改善に焦点を合わせてきたと言われている。

だが、そのパワーユニットはトロロッソが先週イタリアで宣伝活動を目的とした走行を行った際、早くも故障が発生してしまった。これにより、ルノーの2017年仕様パワーユニットには信頼性の問題がつきまとうことになるかもしれないとのうわさがささやかるようになってきている。

だが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、ドイツの『Auto Bild(アウト・ビルト)』に次のように語った。

「我々はルノーを信じているし、現時点ではエンジンには何の問題もないよ」

■ライバルと戦えるPUが欲しいサインツ

だが、F1関係者の間では、これまで最強を誇ってきたメルセデスのパワーユニットが今季はさらに大きな進歩を果たしたようだとのうわさもささやかれている。

レッドブルのジュニアチームであるトロロッソで3年目のF1シーズンを迎えるサインツは、メルセデスパワーユニットは今年も大きな脅威になるだろうと今年最初のF1公式テストが開始される前にバルセロナで次のように語った。

「僕にとって一番怖いのはメルセデスAMGチームじゃないよ。彼らは僕たちのレーダーには映ってこないからね」

「僕が恐れているのは、フォース・インディアとウィリアムズがもっとパワーを得るんじゃないかということさ。もし僕たちが同じエンジンを積んでいたら去年や一昨年も彼らに勝つことができたはずだという自信があるよ。だから今年は戦えるだけのエンジンが僕たちにあることを期待しているんだ」

その後行われた今年のF1公式シーズン前テスト初日は、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがトップ、フェラーリのセバスチャン・ベッテルが2番手、ウィリアムズのフェリペ・マッサが3番手、フェラーリエンジンを搭載するハースのケビン・マグヌッセンが4番手と続き、レッドブルのダニエル・リカルドは5番手、サインツはウィリアムズやフォース・インディアよりも下の8番手でテストを終えている。

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