フェラーリのセルジオ・マルキオンネ会長が、今年は大胆な目標を掲げるつもりはないと認めた。
1年前、マルキオンネはメルセデスAMGからF1タイトルを奪い取るという目標を高らかに宣言。だが、結局フェラーリはタイトル獲得どころか1勝もあげることなく2016年シーズンを終えていた。
その反動なのか、今年のフェラーリはここまで沈黙を守っているような状態だ。そのために、フェラーリはすでに今季型車に何か問題を抱えてしまったのではないかとの憶測さえ報じられている。
先週、フィンランドの『Iltalehti(イルタレティ)』に対して昨年の自分は「間抜けに見えた」と語ったマルキオンネだが、その後ドイツのメディアに対し「今年は罠(わな)にはまるようなことはしないよ。サーキットで(スタート合図の)ライトが消えたときにどうなるか様子を見ることにしよう」と語っている。
マルキオンネはさらに、『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』に対して「クリスマスにはみんな2日休みをとっただけだ。そして彼らは今も休みなく働き続けている」と語り、次のように付け加えた。
「クルマはよさそうだし、エンジンもうまく動いているよ」