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F1技術責任者の大移動、2017年のパフォーマンスに影響

2016年12月21日(水)9:36 am

ウィリアムズが、CTO(チーフ・テクニカル・オフィサー=技術責任者)パット・シモンズの退職を発表したことで、F1チーム間で技術責任者の交代が活発になりそうだ。

■ウィリアムズの技術責任者候補

パット・シモンズ(63歳)が抜けたウィリアムズには、メルセデスAMGの技術責任者であるパディ・ロウ(54歳)が加入すると見られている。

■メルセデスAMGの技術責任者候補

2016年12月末でメルセデスAMGとの契約が切れるパディ・ロウは、自身がF1キャリアを始めたウィリアムズへ戻ることになりそうだ。

通常であれば、パディ・ロウのような技術責任者クラスは、他チームへの即時移籍による情報漏洩を防ぐため、『ガーデニング休暇』という休暇期間を設定するのが一般的だ。
しかし今回のケースは、メルセデスAMGがウィリアムズからバルテリ・ボッタスを引き抜く代わりの条件の一つとして、パディ・ロウの即時移籍を認めることになりそうだ。

メルセデスAMGへはパディ・ロウの代わりとして、ウィリアムズを退職したパット・シモンズや、今シーズン途中でフェラーリを離れたジェームス・アリソンの加入がうわさされている。ジェームス・アリソンは今年初めに妻を亡くし、子どもと過ごすためにイギリスで働くことを希望しており、メルセデスAMGやマクラーレン・ホンダへの加入もうわさされている。

レギュレーションが変更される2017年、メルセデスAMG、フェラーリ、ウィリアムズ間でクルマのパフォーマンスに影響を与える技術責任者に動きがあることで、レース結果にも変化を与える可能性が大きくなるだろう。

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