レッドブルのダニエル・リカルドが、インテルラゴス・サーキットで行われた2016年F1第20戦ブラジルGP決勝を終えて次のようにコメントした。
●【決勝タイム結果】第20戦F1ブラジルGP決勝レースのタイム差、周回数、ピット回数
■ダニエル・リカルド「戦略にツキがなかった」
決勝/8位
「不満の残るレースだった。戦略面では全く幸運だったとは感じられなかった。僕がタイヤを交換するたびにセーフティカーや赤旗が出てしまったんだからね。僕は順位を失ってしまったし、それからどうなるのか予想もつかなかった。少しばかり後手に回ってしまったと感じていたよ」
「だけど、今日本当に大変だったのは視界の問題だった。常にバイザーが曇ってしまい、それにて悩まされていたんだ。僕はバイザーを開け続け、曇りをぬぐおうとしていた。でもそんなことはこれまで一度も起きたことがなかったんだ。それによって後退を余儀なくされてしまったよ。クルマは本当は8位よりももっとかなりよかっただけに残念だ。前にほかのクルマがいなかったときはいいスピードが出せていたんだからね」
「コース上はトリッキーだったよ。その例がキミ(ライコネン/フェラーリ)だった。僕は彼が僕の前でクラッシュしたのは見ていなかったんだ。ピットに戻ってからリプレイ映像を見て初めて彼がクラッシュしていたことを知ったんだ。そういう点から考えれば、彼ら(FIAの競技委員)が赤旗を出すことにしたのは間違いなくいい判断だったよ」
「レースを行い、完走できたことはうれしく思う。いくつかクラッシュが起きたものの全員が無事だったこともよかった。ファンも長い午後を過ごすことになってしまったけれど、ずっととどまってくれていたファンのみんなに感謝するよ」
●【動画】マッサ、妻と抱き合い男泣き・・・最後の母国レースはクラッシュ
●【動画】キミ・ライコネン、ホームストレートでクラッシュし危機一髪、赤旗中断
●【動画】ロマン・グロージャン、レース前にスピン、クラッシュでリタイア