F1アメリカGP決勝レースで熱いバトルで観客を魅了し、5位に入賞したフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)が、オースティンで2017シーズンの新しいクルマに改めて警告した。
アロンソは、来年乗るクルマがたとえメルセデスAMGかレッドブルであっても、F1に残る理由にはならないという。
アロンソはこれまでも常々、タイヤと燃料をセーブするF1に面白みを感じないと言い続け、改善されないならF1を去ると公言してきた。
アロンソは「僕は来年の契約がある。マクラーレンが良いクルマを造り、ホンダが今よりももっと競争力が高まることを確信している」と語り次のように続けた。
「ただ、もし新しいタイプのクルマのドライビングを楽しむことができるのだろうかということについては疑問が残る」
「もしルールが同じままの場合、レースの1周目から全てをセーブしなければならないから、来年はF1での僕の最後の1年になるだろうね」
「僕が来年のチャンピオンを獲得してもクルマを楽しむことが出来なかったら、キャリアを終えるよ」
■もしクルマがメルセデスAMGやレッドブルなら?
アロンソは来年36歳になるが、再来年の2018年にメルセデスAMGやレッドブルのシートを獲得できる場合、F1に残るのだろうか?
「まず、それはないと思う。だって、彼ら(メルセデスAMGとレッドブル)はすでに次の2年間(2017年と2018年)のドライバーを決定しているんだから」
「この時点で、最高のクルマを持つか、チームを変えるかというアイデアは、僕のモチベーションにならないよ」
アロンソがレース終盤、アグレッシブなレースをしているのは、これが本当のF1の魅力だというメッセージかもしれない。