マクラーレンが、このほど大きく報じられたアップルによる買収交渉報道を否定した。
●【参考】アップル、マクラーレン買収交渉 2,000億円規模
『Financial Times(フィナンシャル・タイムズ)』が、3人の関係者によるコメントを引用し、イギリスのウォーキングに拠点を置くマクラーレン・グループとの間で買収交渉を行っていると報じた。その中にはマクラーレンF1チームも含まれていると伝えられており、この取引総額は20億ドル(約2,000億円)にも上るだろうと言われている。
だが、マクラーレンの代理人はこの報道に関して次のように語った。
「マクラーレンはアップルとの間でいかなる潜在的投資に関する話し合いも行っていないと断言できる」
だが、その代理人は次のように付け加え、今回のうわさに一定の含みを持たせてもいる。
「我々のブランドの性質からして、我々が広範な団体と定期的に非公開の交渉を行っているのは事実だ。だが、我々はそれらに関して公開するつもりはない」
現在「アップルカー」と呼ばれる電気自動車開発プロジェクトを進めているアップルだが、少し前にはF1を買収するのではないかとのうわさもささやかれていた。だが、既報の通りF1株式はアメリカのリバティ・メディアによって買収されることが決まっている。