F1ハンガリーGP(24日決勝)の予選で、ニコ・ロズベルグのポールポジション獲得にチームメートのルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)は納得がいかないようだ。
ロズベルグは予選Q3最後のアタックで、黄旗が出ていたにもかかわらずタイムを更新したため、予選後に審議された。しかし、黄旗区間でアクセルを戻していたことが確認されたとして、結局おとがめなしの裁定が下った。
これに対し、2位に終わったハミルトンは不満を述べている。ハミルトンは、フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がスピンして黄旗が出ていたためアタックをやめたが、その結果、最後までアタックしたロズベルグにポールを奪われたからだ。
「ニコはコンマ1秒しかロスしなかった」
「本当にそれがやっていいことなら、今後はドライバー全員にとってルールが違ってくるね」
アロンソのスピンでアタックをやめたドライバーはハミルトンだけではない。3番手に終わったレッドブルのダニエル・リカルドもくやしさを口にしていた。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは、ロズベルグのポールを認めた裁定を「茶番」だと批判している。