フェラーリの元チーム代表であるステファノ・ドメニカリが、ランボルギーニがF1参戦するのではないかとのうわさを否定した。
2008年からフェラーリのチーム代表を務めていたドメニカリだが、チームの成績不振により2014年4月にその座を追われ、その後フォルクスワーゲンの傘下にあるアウディに入社。そこではF1参入の可能性などに関する調査を担当していたと言われている。
そして、今年初旬、ドメニカリは同じフォルクスワーゲン傘下にあるランボルギーニの新CEO(最高経営責任者)に指名されていた。
F1での経験と実績が豊かなドメニカリが世界有数のスポーツカーメーカーであるランボルギーニのトップに指名されたことで、ゆくゆくはランボルギーニがF1参戦を目指すのではないかとのうわさもささやかれるようになっている。
だが、ドメニカリはこのほどイタリアの『Tuttosport(トゥットスポルト)』に次のように語った。
「短期的には、ノーだね」
「現時点では、我々が優先しているのは別のことだ」
「我々はSUVのウルスの市販化に向けた投資に集中する必要があるし、自分たちのイメージを強化しなくてはならないからね」
2015年に正式発表を行ったSUVモデルについて言及したドメニカリは、ランボルギーニではフル電動スーパーカーの開発も進めているようだと伝えられていることに関しても次のように語った。
「2024年以前には無理だね。まだ技術がないんだ。だが、我々はこの変化に対応すべきだと確信しているよ」