マクラーレンのジェンソン・バトンは、F1を続けるかどうかの決断は、来年競争力があると感じられるかにかかっていると話している。
チームと1年契約を結んでいるバトンだが、マクラーレンは控えドライバーである若手のストフェル・バンドーンを正ドライバーにするつもりではないか、その場合、バトンは古巣のウィリアムズに戻るのではないかとうわさされている。
36歳のバトンは、F1第7戦カナダGPで、ブラジルの『UOL』に次のように語っている。
「何を選ぶにしても、自分で決めるよ」
「自分の将来は自分で選ぶ。今もこのスポーツを愛していることを自分で確認する必要があるんだ。どうなるかは誰にも分からないけれど、自分で決める。今すぐではなく、数か月後にね」
■F1を続けるかどうかは競争力次第
F1を続けるかどうかの決め手は競争力だとバトンは話している。
「競争力のあるところにいたい」
「レースで何勝もし、チャンピオンになれば、トップで戦い続けたいと思うものだ」
「来年、競争力のある位置にいられると感じれば、F1に残るよ」
■情報があるのはマクラーレンだけ
ルールが大きく変わる2017年にウィリアムズに移籍するのはちょうどいいのではないかと聞かれると、バトンはこう答えた。
「判断はすごく難しいものだ」
「僕が情報を持っているチームは、マクラーレンだけだ。ほかのチームがどの程度の競争力になるのか、知る手だてはまったくない」
「今はそのことは考えていないよ。ただ毎週末を楽しみ、クルマから最大限の力を出し切ろうと頑張っている。それ以外は何も心配する必要はない。ただレースを楽しみたいんだ」